2022年04月11日 過敏性腸症候群(IBS)のはなし
過敏性腸症候群(IBS)って?
大腸に腫瘍や炎症などの病気がないのに、お腹の痛みや調子が悪く、便秘や下痢などのお通じの異常が長期に続く病気です。
およそ10%程度の人がこの病気であると言われており、女性の方が多く、年齢とともに減ってくるといわれています。
病気の原因は?
原因は明確にはわかっていませんが、緊張・不安などの精神的ストレスや、睡眠不足、過労、不規則な食生活などのストレスが身体に加わることで腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)に異常をきたし、便秘や下痢などの症状を引き起こすのではないかと考えられています。
それでは、過敏性腸症候群のチェックをしてみましょう!
☆下痢と便秘を繰り返している
☆いきなり我慢できない程度の腹痛や便意をもよおす
☆通学・通勤時の電車などで腹痛や便意でトイレに駆け込む時がある
☆テストや大事な仕事中に腹痛がおこる
☆緊張するとお腹がゴロゴロとなったり、ガスが出る
☆寝ている時は症状が出ない
☆外出先でまずトイレの確認をしないと心配、または心配で外出をひかえている
☆1ヶ月以上お腹の調子が悪い
どのくらいあてはまりますか?数が多いほど過敏性腸症候群の可能性大です!
あてはまる数が多い時はどうしたらいいの?
まず、可能であればストレスを除去しましょう。
例えば、通勤手段を電車から自家用車や自転車などに変えてみる。
電車内でリラックスできる方法を試してみる(リラックスできる音楽を聴く、マスクの中に好きな香りのアロマをつけるなど)
生活習慣の改善も大事になります。3食の食事を規則的にとり、暴飲暴食やアルコール摂取を避け、睡眠や休養を十分にとりましょう。
腸内細菌を整えるために、ヨーグルトや発酵食品を摂取するのもおすすめです。
それでも、改善されない時はどうしたらいいの?
当院では過敏性腸症候群の治療をおこなっています!
新型コロナウイルス感染症予防のため、診察の時間予約をおすすめしています。
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